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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

 木目調の美しい廊下から御影石が敷き詰められた玄関へと降りる拓人に、愛奈は靴べらを差し出す。
「サンキュ、気が利くな」
 一瞬、拓人が眼を細めて愛奈を見つめた。
「じゃ、お前も気を付けて学校に行くんだぞ」
 拓人はいつになく慌てた様子で重厚なマホガニー材のドアを開けて出ていこうとする。その背中に愛奈は慌てて声をかけた。
「あ、拓人さん」

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