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地雷女。

第8章 爆発




もしかしたら、アタシの将来はホームレスかもしれないと不安になりながら、宛てもなく歩き続けていると


「パン子~!
パン子じゃなぁ~い♪」


何処からかアタシの源氏名を呼ぶ野太い無理に女を作った声が聞こえてくる。

後ろを振り向いたがいない……


空耳?

いや、
空耳にしてはハッキリしすぎている。


「こっちよぉ~!」


その声は上から聞こえたので見ると真っピンクなジャージを着たオヤジが立っている。


夜の暗闇を不気味なピンクが映える。



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