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地雷女。

第11章 財布の紐





店員皆、満面の笑みでお店の外までお出迎えしてくれた。


アタシはと言うと、店員に笑顔を振り撒いては片手にペンダントをしまうケースの入ったショッピングバックをしっかりと持っていた。


ふいに何故か、もう一度後ろを振り撒くとまだ店員がアタシの背中を見守るかのように見送っていた。


うー!
嬉しいのと、罪悪感が入り交じる。

後悔してもしょうがない。

後悔?

いや、好きな惹かれ合っているアタシ達に後悔なんて言葉はおかしい。


でも、
このままショッピングバックを持ったまま家に帰るの?


ヤバくない?!
って、ヤバいでしょ。
ヤバい訳無いでしょ。


あんなことがあったのに何、この姿は!


アタシは道をうろうろするしかなかった。



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