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地雷女。

第11章 財布の紐




晴れた昼間の太陽がアタシの心に突き刺さるほど眩しい。


何もしていないのに何故か犯罪者の気分で交番へ向かっている。


でも気が引ける……

あっ!


もしかしたら、
もしかしたら、交代しているかもしれない!

アタシは良いことを考えた!
交番のお巡りは交代制だわ。

これで何も無かったかのような顔で行けるわ。


ホッとしながら足取りが軽くなったが、この気持ちは一瞬で消えることはすぐに解るようになる。




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