地雷女。
第12章 本格的指導。
しかし、コイツの一生を気にしている場合では無い。
「ったく、
いくらしたんだよ。正直に言えよ。」
瞳の顔は更に血の気を引いては真っ青だった。
「カ…カードで分割したし、私自分で払うからアツツには迷惑かけないよ。」
そりゃあ、迷惑かけてほしくないよ。
「って、いくらだよ。俺はこのペンダントがいくらか知りたいんだよ。」
声のトーンを下げてはゆっくり話した。
ゆっくり話したほうが、アイツが話しやすいだろう。
このまま口を割らないと俺は何故か不安で夜も眠れなくなる。
コイツの人生なのに目の前にいるから他人事では無い。
しかもコイツの今の家は俺の家。
う~、放っておけ無いんだよ。
放っておうてはいけないんだよ、コイツの為にも。