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地雷女。

第1章 馬鹿者




奴…いや、敦はもう一杯お茶を入れてくれた。

「これでも飲んで落ち着けよ。でも酷いよな、勝手に女作って出て行くなんてさ。自分を見直すいいチャンスと思いな。」


「いいチャンス?」


「そう、
いいチャンス。
あんた、いや、瞳はこれを期に気を入れ替えて、全うな人間になって一年後の高校の同窓会に出るんだよ。」


「一年後?
高校の同窓会?」


「あんた、知らなかったの?」


私には通知が来てないよー!って、高校にまで住所の申請して無かった。

アタシ、本当に馬鹿っ!



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