地雷女。
第13章 反省と本格的指導2
アツツがここにいる。
「あら、
貴方、待ってたのよ。でも悔しいけど、私の出番じゃないわね。
常連のお客様、接客しないとね。
今日はパン子どうするの?」
「大丈夫……「勝手なこと言ってすみません、今日コイツは帰らさせて頂きます。」
アタシの言葉をふさぐように、または心のなかを代弁するかのようにアツツが答えた。
「羨ましいわ、憎いけど。借りは必ず返してもらうわよ。」
アツツのほうを見ながら、ニヤリと笑顔で言っては、ママはここを後にした。
アツツはアタシをずっと見ていた。