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地雷女。

第14章 借り





出るかどうか迷っていると、


「穴子ママって、あのゲイバーのママだろ。何なんだよ?」

「やっぱり出てみるわ。」


アツツが返事をする前に電話に出ることにした。

内容を知っているアタシに対してアツツは何も知らず不思議そうな顔をしている。


『パン子、
アツシくんの返事はどうなの?』

「ママ、
どうしてもなの?」

『そうよ、
1日だけでいいから、その日はうちの子が家庭の事情で人手が足りないから、どうしても手伝ってほしいのよ。』


ママ、声大きすぎ!これからアタシから話すけど、これじゃあアツツに丸聞こえだよ。



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