地雷女。
第1章 馬鹿者
春―
桜の花がつぼみから、八分咲きになり、散るまえの1番美しい状態で人々が花見やら、宴会やら騒いでいる頃、私は花を気にする余裕も無かった。
「瞳、
長い間ありがとう。6年間なんだかんだ、楽しかったし、愛してたよ。」
「…………」
「しょうがないだろ、話し合った結果なんだし、今はもう彼女に興味があるんだ。そりゃ、瞳とは結婚考えたよ、でも、一向にギャンブルと買い物依存治らないじゃないか。」
「…………」
よくもまぁ、ベラベラと。
はい、そうですよ、私はギャンブルも買い物も止められません。あと+酒も止められません。