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地雷女。

第1章 馬鹿者





散々話し合ったって、言ってるけど、私は反対なのよ。
調子が良いときは"そういうところ全てを引っくるめて、瞳が好きだ"って、言ってたじゃん。


確かに、
アタシが悪いところ多いわよ。
でも、あんただって一緒に酒やギャンブルしてたでしょ。

何さ!
結局は金のあるお嬢様、選んでんじゃん 。



「ごめんな、
瞳、幸せになってくれよ。お前なら、もっといい男がいるよ。」



散々言って彼は荷物をまとめて出て行った。



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