地雷女。
第15章 ニューハーフ
自分の姿をじっくり見ていると、
「何自分で見とれちゃってんのよ、二人共もう時間よ。」
「穴子ママ!」
ゲイバーのママがやって来ては、俺の目の前に来て
「やっぱり、
美しいわ!私の見立ては当たってたわね!
これで立派なニューハーフよ!」
肩をポンと叩かれたが、俺はニューハーフになる気は無い。
隣で瞳がじっと俺を見ては
「確かに1日とはいえ、立派なニューハーフだわ!
でも、ママ何故か嫉妬しちゃうよ~!」
何だか楽しそうだった。
瞳が楽しければいいかと思ったが、まさか……
まさか意外な人間に合うとは思いもよらなかった。