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地雷女。

第15章 ニューハーフ





俺は何とかパンプスで歩いては瞳とステージへ立った途端、会場中が"ワー!"と盛り上がった。

常連と思われる客は俺を見るなり、


「新入りだね!
名前は何て言うの?」

と何人か聞いてくるが、名前……ヤバい…付けられてもなければ、考えてもなかった。


「ねえねえ、教えてよ!」

「あ……」


緊張して言い寄ってくる客逹に言葉も出ない。


「あいちゃん……
あいちゃんです!」


俺の"あ……"を誤魔化すように瞳が何とかその場で名前を付けてくれた。


ナイス瞳っ!




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