地雷女。
第2章 しっかり者
段ボールを片付けては機関車を何処に置くか、まだ保留にして漢字、ひらがなドリルに取り掛かろうとした瞬間、
ピンポーン!
んっ?
また今度な何だ?
俺、これ以上買い物してないぞ。
セールスか?
シカト、シカト。
今日はもう終わりだよ。
ピンポーン!
ピンポーン!
ピンポーン!
が~っ!
何だよ、ったく、うっせーなっ!!
俺は無性に怒りとイライラが込み上げてきた。
ぜってー、断ってやると思いながらもインターホンを見ても何も反応が無い。
この音はエントランスからでは無く直接家の前からだった。