テキストサイズ

地雷女。

第4章 スナックももじり




ママは眉間にシワを寄せながら、煙草を吸い始めてはビールを一口飲んで、


「あんたのところと場所が違うのよ。
こっちは大森の商店街の外れあんたのところは新宿2丁目の立地の良いところでしょ。」


それを聞いた穴子ママはフッと笑みを浮かべては


「落ちぶれたわね、桃子!パン子ちゃん、ここが潰れたら、いつでも私のところいらっしゃいね!待ってるわ。」


と、日時を書いたメモを置いて出て行った。

そう、
これから"スナックももじり"の営業がかかっている。
店が潰れたら元も無いので、ママにはローンを組んでもらってでも顎鬚の永久脱毛をしてもらうことにした。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ