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地雷女。

第4章 スナックももじり




この店は古いけど、小綺麗で明るくて入りやすいけど、何がいけないんだろう?と二人で真剣に考えていると


「桃子、
あんた、お店閑古鳥鳴いているじゃない。」


桃子……
それはママの名前。
入り口には腕を組んで仁王立ちしているニューハーフバー"ヒゲジェリーナ・ジョリーの穴子ママが立っていた。


「五月蝿いわね、
パン子ヘルプに出すからいいじゃない~!」

「昔は私とあんた、客を奪い合った仲なのに、ライバルがこんなに落ちぶれてたら、私の立場が無いじゃない。しかも、ちゃんと髭剃ってんの?
永久脱毛進めたじゃない!」



そう、
お気付きの通りママはニューハーフと言うより、工事未完成のオカマなんです。
お店に客が来ない理由が分かったよ~!
この濃い髭だよっ!
髭っ!




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