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ももいろタイム【完】

第7章 一目惚れかな



◇◇◇


俺はいつもダルさを感じながら、朝登校してた。


その日は寝坊して、電車時間がギリギリ。一瞬休もうかと思ったが、親との約束事を思い出し、準備をしてマンションを後にした。

駅のホームへの階段を上ろうとした時、慌てた女子高生が目に止まった。急いでいるんだろうが、遅い。
俺は思わず彼女の様子を後ろから見ていた。

すると、足を踏み外して落ちかける彼女。俺は距離を縮めて、彼女の腕を掴んだ。


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