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（な、なに？！）


戸惑っていると、スルリとお兄ちゃんの舌が入って来た。



「んん、ん」


お兄ちゃんの舌が、あたしの口の中を暴れまわる。


「っ、はぁ、ん………」



（知らない、こんなキス）




お兄ちゃんに与えられるままに、あたしは苦しさに耐え精一杯応える。

いつの間にかお兄ちゃんの上に乗り、頭と腰をしっかりと抱かれていた。

初めての深いキスに涎が溢れ、お兄ちゃんの口の中に入り飲み込む様はいやらしい。


あたしはすっかりお兄ちゃんのキスに酔わされていた。


気が付くと、お兄ちゃんの頭と天井が見える。


「あ………」



そう思った後、あたしの首を暖かいものが這う。



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