ももいろタイム【完】
第17章 大好き!
「藍那のキスが待ち遠しかった」
目を見開いてお兄ちゃんを見る。
「知ってた。でも、藍那は妹だからこんな感情は許されない。同じベットで寝るのは、我慢が大変だった」
「お兄ちゃん、起きてたの?!」
真っ赤なあたしを見て、微笑むお兄ちゃん。
「覚悟が出来たよ。藍那、俺の側にいろよ」
力強いお兄ちゃんの言葉に、あたしは頷いた。
それから、寝るのは必ず一緒。
お兄ちゃんが遅い時は、お兄ちゃんのベットで寝て待ってる。
お兄ちゃんは、そんなあたしを深いキスで起こすの。
「藍那、ただいま」
「はぁ………おかえり、お兄ちゃん」
「可愛い」
「ん、んん、あ………」
キスを交わした後、お兄ちゃんの腕の中で眠るの。
.