Take me
第14章 14
「は、お化け屋敷?」
「その通り」
瑛士の怖がる姿が見れるかも知れない…
そうしたら思いっきり笑ってやる!
「入るぞ!」
黒を主として、血などで施された外見
お化け屋敷は随分とすいていて、待ち時間も無く簡単に中に入ることができた。
中は自分の足で歩いて進むタイプ。
暗い…
目をよく凝らさなければ、瑛士の姿が見えないほどだ。
俺は隣を手で、適当に探って瑛士の姿を確認する。
「お前なんで黙ってんの?さっきまでの威勢はどうした」
「う、うるせ!」
ヘラヘラと笑いながらそう言う瑛士は今のところ
全く怖がった素振りを見せない。