テキストサイズ

Take me

第14章 14



「ただいまー」
「おかえり」
「瑛士も帰宅した側でしょ」


遊園地の帰りに買い物して来たものを、玄関に一度置いて靴を脱ぐ作業に入る。
きっちりと紐を締めていたから簡単には抜けてくれなかった。


「先行くぞー」
「ちょ、待って…」


瑛士は片方の足でもう片方の靴を脱がせては、簡単に上がり廊下を歩いて行ってしまう。


やっと脱げた…


「ねぇ、夜飯どうするー?」

瑛士の背中を追いながら問う夜飯のメニュー

「グラタンとか食いてえ〜」



え、難しくね?

「が、頑張ってみるわ」
「楽しみにしてるよ」


笑いながら答える瑛士は、俺をからかっているとしか思えない。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ