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Take me

第2章 2

そんな時、披露宴の醍醐味であろう親への手紙が始まる。
お兄ちゃんや舞香さんは手紙を準備してるみたい。


俺の親と舞香さんの親が前に出ると、スポットライトが当てられた。


俺も来るかと聞かれたが遠慮しておいた。
あんな大勢の前に立つなんて嫌だし、何よりも二人を目の当たりにしなきゃならなくなるだろう


それに嫌な顔されたらたとえ行きたくても拒む
お母さんは俺を徹底的にお兄ちゃんに近づけたくないみたいだ


今更どうしようもないのにバカみたい



俺がいつか結婚する時、これからお兄ちゃんが言うであろう良い言葉をこの親に言えるだろうか。

なんて思ったりして

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