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寡黙男子

第4章 二歩目を探る *学の世界*

「学って…結構のめりこんじゃうタイプなんだな…」


「………何が…?」



練習終わり、着替えながら、達也の言葉に首を捻った。




「今日調子が悪かったの、
亜紀乃ちゃんとなんかあったからだろ?」




ニヤニヤしながら聞いてくる達也に少々腹が立った。



何だか、その表情が、昼間亮が俺に見せた顔にそっくりで、また嫌な気持ちが胸いっぱいに広がった。




「喧嘩でもしたの?」



「………いや…」



「じゃあなんだよ、フラれたとか…?」



「………………いや…」




亜紀乃は楽しく帰ったのだろうか…



亮と



二人で…


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