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寡黙男子

第4章 二歩目を探る *学の世界*

ゴールに向かって俺はがむしゃらに走った。


何度やったか分からないこの練習。


慣れてるはずなのに…



俺が投げたバスケットボールは、



ゴールには入らず勢いよく跳ね返って床の上で何度もバウンドしていた。




「高橋ーーーー!!!!!!」



コーチの声が響いて、そこでハッとした。



なにボーっとしてんだ俺…



ボール…



取りに行かなきゃ。




その後あれは、コーチにすみませんと謝ってすぐにボールを拾いに駆け出した。


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