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寡黙男子

第4章 二歩目を探る *学の世界*

「……帰る」


「学っ…!」



うまい対処の仕方が浮かばなくて、帰ろうとしたら、達也がまた俺を呼び止めた。




「なんかあったら言えよ」


「…………」


「お前は…考え過ぎだ。
それに我慢しすぎ。もうちょっと自分の思ってることを言っても、誰もお前の事嫌いになったりしねぇから…」





どうなのかな…




達也の言ってることがよく理解できないまま、俺は、じゃあと言ってその場を後にした。




あ……



亜紀乃からもらったキーホルダー




机にいれたままだ…





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