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寡黙男子

第3章 二歩目を探る *亜紀乃の世界*


こんなに温かい気持ちになるのは、学といるからだ──


私、ものすごくものすごく、


学の事が…



「……………好き」



えっ…?


聞こえて来た言葉の理解が出来なくて、私はそのまま固まった。


好き…?

好きって…

今私が言おうとした言葉…


えっ?


学が言ったの…?




「……亜紀乃……好きだよ」



「うそっ…」



初めて学が私に…



「……いや…本当なんだけど…」



好きって…言ってくれたっ!!

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