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「もうそろそろ体育祭だが、今年も例の競技をする。」
しーん...
教室が一瞬で静まり返った。
あたりは暗い雰囲気。
〈例の競技ってなんだろう...〉奈津は思う。
そこで、奈津は隣の子に聞いてみることに。
ちなみに隣の席の子の名前は御世楽異奈(ﾐｾﾗｲﾅ)。とても元気で活発な子だ。
「ねぇ、例の競技って何？」
楽異奈は青ざめた顔で口を開き、
「....っ!!」
何かに気づいたらしく、口を閉じ、前を向く。
奈津はあたりをみる。
楽異奈と同じ青ざめた顔で奈津の方を見ている。
〈えっ？なんなの？聞いちゃだめだった？〉
奈津はなぜか不安になってきた。