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「白夜叉様の元にお戻り下さい。お怒りもピークになっておられますから。」

「西山！！！」


西山は立ち上がると、神楽の服を整え去って行く。


「愛玩人形…」


そうだよネ…

白夜叉さんにとって…

私は…欲求を吐き出す…

愛玩人形だよね…

本当に愛されてなんか…

アレ？何で涙なんて…

流れて来るアルカ…



大粒の涙が神楽の頬を伝う。


白夜叉さんのバカ…

軽い気持ちであんなコトしないでヨ！


しばらく神楽が体育座りをし、顔を伏せて居ると、聞き慣れた男の声が聞こえた。


「やっと見つけた。こんな所で何やってんだ。神楽」



声の主は白夜叉で少し怒った口調で神楽に話し掛ける。

「帰るぞ。神楽 神楽！！」


白夜叉がグイッと神楽の腕を引っ張る。
だが神楽は一歩も動こうとしない。