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戦場でのエッチは死者への冒涜

第2章 拘束

「神楽!何がそんなに気に入らない!」

「っ…さい…アル…」

「あ?」

「うっさいアル!どっか行ってヨ!」


神楽は虫を払うかの様に白夜叉を手で払いのけようとする。


「神…!?」

「もう気安く名前を呼ばないで!!私を愛玩人形扱いなんてして!そんなに欲求吐き出したかったらソープとか行ったらイイネ!遊郭とか行って花魁買ってエッチ沢山したらイイネ!
私は!白夜叉さんの玩具じゃ無いアル!!」



打たれたってイイ!

殴られたってイイ!

言いたい事は言った!


神楽は拳を握り締めハアハアと荒い息を吐いた。

「言ェ事はそれだけか?」


低くドスの聞いた声が神楽の耳に聞こえる。

「ほ…他に言いたい事なんて無いネ…白夜叉さんとなんか暮らしたくも無いネ…この戦争が終わったら私の前から消える事アルナ!」


白夜叉をキッと夜兎の目で睨みつけると、神楽は顔を背けた。


すると、ヒョイッといきなり担がれる。


「離してヨ!降ろすアル!バカ!離してヨ!」


神楽はポカポカと白夜叉の背中を殴り抵抗する。
だが白夜叉は無言のまま雑木林を抜ける。


「離すネ!降ろすアル!バカ!変態!離してヨ!」


いくら抵抗しても白夜叉は無表情のまま雑木林を抜ける。
やがて、宿が見えて来、神楽は更に抵抗した。


「またどうせ軽い気持ちでエッチする気でしよ!あんなコト軽い気持ちでしないでヨ!降ろすアル!」

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