息もできない
第1章 はじめまして
「きゃー!あの人超かっこよくない?」
「ほんと!すっごいイケメン!」
「うちの新入社員かな?」
「あんなイケメンと一緒に働けるとか超ラッキー」
周りからヒソヒソと声がする
内容は聞こえないけど…
また、俺のことかな
俺の悪口かな
「はぁ…」
ついため息がこぼれてしまった
今日から初出勤で
大学も終わり新しい環境
人に好かれるような人になろう
と意気込んだはいいものの
何もしていないのに陰口の嵐(な気がする)
俺の容姿ってそんなに人を不快にさせるかな…
「なーーおっ!おはよっ」
後ろから俺の肩を叩いてきたのは
幼馴染で偶然同じ会社に勤めることになった
中野圭太(ナカノケイタ)だ
「おはよぉ、圭太ぁ」
「なんだ?直、初出勤なのに元気ないな。新社会人なんだから元気だして行こうぜ!若さ全開でさ!」
圭太は元気良く話しかけてくるけど
俺の気持ちは晴れない
「でも、もうヒソヒソ言われるんだよ。初出勤早々不安だよ」
俯きながら言うと圭太はにこっと微笑んだ
「大丈夫!俺がいるだろー?誰が直を嫌いでも、俺だけはお前の味方!直大好きー!それに、いつものクールな態度で行けばそんなに嫌われないよ」
「……うん。ありがとう」
よし、圭太の言う通り初出勤なんだから頑張らなきゃ!
「ほんと!すっごいイケメン!」
「うちの新入社員かな?」
「あんなイケメンと一緒に働けるとか超ラッキー」
周りからヒソヒソと声がする
内容は聞こえないけど…
また、俺のことかな
俺の悪口かな
「はぁ…」
ついため息がこぼれてしまった
今日から初出勤で
大学も終わり新しい環境
人に好かれるような人になろう
と意気込んだはいいものの
何もしていないのに陰口の嵐(な気がする)
俺の容姿ってそんなに人を不快にさせるかな…
「なーーおっ!おはよっ」
後ろから俺の肩を叩いてきたのは
幼馴染で偶然同じ会社に勤めることになった
中野圭太(ナカノケイタ)だ
「おはよぉ、圭太ぁ」
「なんだ?直、初出勤なのに元気ないな。新社会人なんだから元気だして行こうぜ!若さ全開でさ!」
圭太は元気良く話しかけてくるけど
俺の気持ちは晴れない
「でも、もうヒソヒソ言われるんだよ。初出勤早々不安だよ」
俯きながら言うと圭太はにこっと微笑んだ
「大丈夫!俺がいるだろー?誰が直を嫌いでも、俺だけはお前の味方!直大好きー!それに、いつものクールな態度で行けばそんなに嫌われないよ」
「……うん。ありがとう」
よし、圭太の言う通り初出勤なんだから頑張らなきゃ!