
息もできない
第23章 今度は俺?
さらりと直の前髪を指ですく
「ごめん。直」
俺が謝罪の言葉を告げると直はきょとんとした顔をする
「なにが?」
俺はゆっくりと深呼吸をした
「朝、いつも通り直と話してから行けばこんな風に夜まで直の体調が悪いことに気がつかないなんてことなかった。俺が……勝手に拗ねてたから……。本当に、ごめん」
何度こんな風に謝っただろう
申し訳なくて、目線が下がる
すると直が布団の中でごそごそ動いて
「春陽、ここ」
とベッドの自分の横を軽く手で叩く
「来て」
「?……わかった」
俺がおとなしく言うことに従って直の横に寝転がると、直は俺の方に擦り寄って来た
「抱き締めて?」
「ん」
上目遣いで見つめながらそう言われると胸が暖かくなる
可愛いな
俺は直の頭を撫でながら再び謝罪の言葉を口にする
「ごめん、直」
「ん……もう、いいよ。俺だって春陽を傷つけるようなことしちゃったんだし」
「直、傷ついた?」
「んー?んー……」
そう言いながら俺の腕の中で直はふふふ、と笑った
「良いんだよ、春陽。春陽はどれだけ俺を傷つけても」
「そんなことーー」
だめに決まってる、と言おうとしたら直の言葉に遮られる
「最後に仲直り出来て、ちゃんとこうして一緒にいられるなら、いい」
「ごめん。直」
俺が謝罪の言葉を告げると直はきょとんとした顔をする
「なにが?」
俺はゆっくりと深呼吸をした
「朝、いつも通り直と話してから行けばこんな風に夜まで直の体調が悪いことに気がつかないなんてことなかった。俺が……勝手に拗ねてたから……。本当に、ごめん」
何度こんな風に謝っただろう
申し訳なくて、目線が下がる
すると直が布団の中でごそごそ動いて
「春陽、ここ」
とベッドの自分の横を軽く手で叩く
「来て」
「?……わかった」
俺がおとなしく言うことに従って直の横に寝転がると、直は俺の方に擦り寄って来た
「抱き締めて?」
「ん」
上目遣いで見つめながらそう言われると胸が暖かくなる
可愛いな
俺は直の頭を撫でながら再び謝罪の言葉を口にする
「ごめん、直」
「ん……もう、いいよ。俺だって春陽を傷つけるようなことしちゃったんだし」
「直、傷ついた?」
「んー?んー……」
そう言いながら俺の腕の中で直はふふふ、と笑った
「良いんだよ、春陽。春陽はどれだけ俺を傷つけても」
「そんなことーー」
だめに決まってる、と言おうとしたら直の言葉に遮られる
「最後に仲直り出来て、ちゃんとこうして一緒にいられるなら、いい」
