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息もできない

第24章 過去と現在

すぐに旅館の人が来てたくさんあった机の上の料理は全部片付けられた


「お布団はいかがいたしますか?」と言われたのには春陽が断ったから部屋にはまた俺と春陽の二人だけになった


「布団敷こうか」
「うん」


俺達は寝室用に用意された部屋に移動して寝る準備

春陽が押し入れから出したまだシーツをつけていない布団に俺はダイブした


「ん、にゃーっ」


やっぱり高級旅館はお布団の柔らかさも違う
とっても気持ちいいし、干したてのにおいがする


顔を擦り付けながらごろごろしていると春陽はそんな俺を見て笑った


「手伝う気ないな?」
「ありまふー」
「嘘つくな。この」


下ろされた二枚の布団に跨るように転がって邪魔してたら春陽に擽られた


「やめてぇっ…ぁ、く…あっははは…」


暫く擽られて解放された時には浴衣も少しはだけて髪もぐちゃぐちゃだった

そこでふと気がついた


そういえば今俺ノーパンなんだった!!!
こんな格好してたらやばいじゃん!


顔から火が出るほど急に恥ずかしくなって、急いで浴衣を直した


待って……
でもさ、よく考えてみたら春陽も平然としてるけど、今ノーパンってこと?


そう考えると急に


見てみたい、かも……

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