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息もできない

第24章 過去と現在

春陽はゆっくりと律動を開始した


「ふぁ、ぁあ、ん……っ、」


俺の口からはその揺れに合わせて声が漏れる


「直っ……痛くない?」


春陽も声を途切れ途切れにさせながらおれを労ってくれた


けど


「きもち……っけど、そんな、んじゃ……足んな……っ」


俺が言いかけた言葉に春陽自身は固さを増す


「もう、反則でしょ……っ」
「ぁぁあっ……ん、はぁ……ぁ」


突かれる度に上がっていた矯正により一層の甘さが混ざった

春陽の唇が顔中に降ってきて胸が苦しくなる

結合部分が熱すぎて何がどうなってるのかわからない


このまま一つになってしまいそうで


「あぁ、あ……はっ、あ……はるひ……」


俺が名前を呼ぶと春陽は俺にキスをして微笑んだ


かっこいい
ほんとに、かっこいい


「はるひぃ……っ」


俺が執拗に名前を呼ぶから何か話があるんだと思ったらしく春陽は律動を止めた


「何?痛い?」
「んーん……も、イきそ……」


へら、と笑うと春陽は顔を赤く染めた


「……俺も。そろそろイこうか」
「ん……」


俺が返事をした後から動きを再開される
その動きは明らかに頂上へと誘う最後のもの

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