息もできない
第25章 息もできない
俺の言葉を聞いて春陽は嬉しそうに笑った
「直は煽り上手だね」
「ん……?」
どういう意味だろう?
と思ったけど、春陽は説明する気がなさそうだから諦めて俺はまた春陽の浴衣に顔を埋めた
「ねぇ春陽。何時に起きる?」
「朝ご飯は8時半からだから、もう少しだよ」
「チェックアウトは?」
「10時だから意外と時間ないかも」
「でも荷物ないから」
「そっか」
春陽はゆっくり俺の頭を撫でながら穏やかに話す
俺はまた擦り寄って居心地のいい場所に収まった
「起きたくないなぁ……」
「はは、俺も。でも起きないと、直」
「んー……あと10分」
また春陽に笑われたけど、構わない
少しでも長くこうしてたい
暫くそのままで、何も話さずに抱き合っていた
「よし、行こう春陽」
「もういいの?」
「ん。暫く我慢できるから」
直は充電式なの?と春陽はクスクス笑いながら俺に続いて体を起こした
とりあえず携帯とか部屋の鍵とか必要なものを準備して部屋を出ようとすると
「あっ!春陽!」
「ん?」
「だめだよ!馬鹿!」
突然怒りだした俺に春陽は動揺している
「え?何?ごめん?」
「直は煽り上手だね」
「ん……?」
どういう意味だろう?
と思ったけど、春陽は説明する気がなさそうだから諦めて俺はまた春陽の浴衣に顔を埋めた
「ねぇ春陽。何時に起きる?」
「朝ご飯は8時半からだから、もう少しだよ」
「チェックアウトは?」
「10時だから意外と時間ないかも」
「でも荷物ないから」
「そっか」
春陽はゆっくり俺の頭を撫でながら穏やかに話す
俺はまた擦り寄って居心地のいい場所に収まった
「起きたくないなぁ……」
「はは、俺も。でも起きないと、直」
「んー……あと10分」
また春陽に笑われたけど、構わない
少しでも長くこうしてたい
暫くそのままで、何も話さずに抱き合っていた
「よし、行こう春陽」
「もういいの?」
「ん。暫く我慢できるから」
直は充電式なの?と春陽はクスクス笑いながら俺に続いて体を起こした
とりあえず携帯とか部屋の鍵とか必要なものを準備して部屋を出ようとすると
「あっ!春陽!」
「ん?」
「だめだよ!馬鹿!」
突然怒りだした俺に春陽は動揺している
「え?何?ごめん?」