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息もできない

第13章 お休みしましょうか

お風呂から上がった後はなんだか至れり尽くせりで、体を拭くのも服を着るのも髪を乾かすのも全部春陽がやってくれた


そして全部終わってから春陽は俺をお姫様抱っこした


「わ、わ、春陽?こわ」
「じっとしてて」

ここまでデカイ俺が持ち上げられるなんて思ってもみなかったので焦ってしまう

連れて行かれたのはベッドの上
ゆっくりと下ろされた


「春陽?」

ベッドサイドの棚をごそごそしているの思ったら


「直はい、あーん」

と言いながら何か錠剤?みたいなものを俺の口に放り込んできた

「んむ。はるひ、みずないとのめないぃ」

口にものが入った状態じゃうまく話せなかったけど、とりあえず水を要求した


「はい」

と渡されたペットボトルの水で溶けかけていた苦い薬を飲み込んだ


「ぷは。で、春陽今のは何の薬?」

何も聞かずに飲み込んでから聞くと春陽は少し悪そうな顔をしながら


「ん?えっちな気分になっちゃうお薬」

「へ?」

「だから、暫くしたら直のここ、何にもしなくても気持ちくなっちゃうよ?」

と言いながら春陽が俺のモノを軽くトントン、と指で叩いた

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