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会議室から恋。~黒田~

第8章 8

「雅樹ぃ」

由奈が、目を閉じたまま、首に絡み付いた。

少し目を開けたと思ったら、唇に熱を感じた。

「ゆ…な…?」

「雅樹ぃ…。お願…抱いて…」

…涙を流してまで言うことか。

「…覚悟は出来とるんやろな?」

「ん…」

「…帰ってくるまで待っとり」

無理矢理剥がし、布団を被せた。

そのまま家を出て、居酒屋に戻った。


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