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会議室から恋。~黒田~

第4章 4

「何が大丈夫なんやて。一人でまともに帰れてないやんけ」

泣いているのを見て、少しオレの気持ちは落ち着いた。

「うん…。ごめん…。ありがとう…」

今度はスーツの前の部分を引っ張る。

…だから。

「今日は車ないからな」

少し頷いたのを見て、腕を引っ張って歩き出した。

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