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薫子の先生な日常

第3章 スクールカウンセラーさんと。

「電車止まってるって?オレ、今近くまで車で来ているけど。乗れよ。」


「うん。ありがと。」


と私は応え、Tも一緒である旨も伝えた。


長井はあと、10分くらいで着くらしい……と伝えようとしたら

Tは少し離れたところから手を振っていた。


駅前から電車が間もなく復旧の見込みである、という放送が雑踏に負けそうになりながら

聞こえていた。

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