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片想いの行方

第8章 課外授業開始



「もーーー、なんなのよアイツ!」



あたしはムカムカする胸を押さえて、1人でずんずん広場の奥へと進んでいく。


広場は芝生が広がっていて、ほとんどの人は寝っ転がって見やすい真ん中に集中している。


奥に行くにつれて、膝下くらいの草が増えてきた。


ヒメの言うとおり、ここまで来ると周りはぽつりぽつりと一般のカップルが何人かいるだけで、クラスの子は誰もいないみたい。



あたしはさらに奥に進み、広場の端まで来ると、その場にどかっと座りこんだ。



「協力するって言いながら、な~んか雑なんだよね!
全っ然やる気あるように見えない!」



あたしはぶつぶつ独り言を言いながら、空に目をやった。







すると…










「わぁっ……」

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