片想いの行方
第9章 星空の下で
ま、まさか…!!
「連絡先教えて」
「………!
は、はい…」
蓮くんと…
番号とメールアドレスの交換!!
嘘みたい。
夢みたい。
携帯を持つ手が震えるの、ばれないようにしなきゃなのに。
もう、心臓が破裂しちゃいそうだ。
「じゃあ、メールする」
「はい、お願いします……///」
「…あのさ、前も言ったけど同い年なんだし敬語やめろよ」
「え!?…そ、そう、無意識でつい…。
でも蓮くん、これからあたしの水泳の先生ですよ!」
「……無理やりこぎつけたな」
蓮くんとあたしは、同時に笑った。
なんかもう…
とにかく幸せだ……♡