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片想いの行方

第11章 悩んで揺れて、また悩む

一昨日の夜。



携帯のメール着信画面に出た「蓮くん」の名前を見て、リビングのソファでゴロゴロしていたあたしは飛び跳ねた。



『来週の日曜、午後2時から。
場所と持ち物添付するから、分からない事があればメールして』



その文章を、何度も読み返す。



蓮くん…

ほ、本当に教えてくれるの……?




あたしは胸がドキドキして、どうしたらいいか戸惑った。


でも、2人きりじゃないし……


蓮くんがいいなら、いいのかな……




彼女がいるって知ったのに、どうしても頭から蓮くんの笑顔が離れなくて




あたしはズキっと痛む胸の苦しさに気付かないふりをして



蓮くんに了解って返信した。

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