片想いの行方
第13章 好きでいてもいいですか?
もう1人の先生が、いきなり大きな声で言うから私はビクッとした。
「蓮くんと同じ高校に通うクラスメートで、飛び入り参加した香月美和さんです。
…で、名前合ってるよね?」
「あ…!は、はい…!!」
緊張しながら返事をする。
「僕は蓮と同じスクールにいる新藤です。
蓮から話は聞いているよ。
今日からみんなと一緒に頑張ろうね」
「はい、よ、宜しくお願いします」
新藤と名乗った先生は、大学生くらいかな?
すごく爽やかな笑顔に、私はちょっぴりドキッとした。
すると、小学生の男の子が1人、手を挙げた。
「蓮せんせい!
もしかして蓮先生のカノジョですか!?」
………!
えぇぇ!!?