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片想いの行方

第15章 花火


理由はもう考えないことにした。




いくら考えても、絶対に分からないと思ったから。






「……っ…、ん……」






ヒメのキスは深くなり、息もできないくらい激しくて





あたしはその強さに負けて体を倒した。









花火が終わるまで…





あたし達はその光を見ることなく、お互いの熱をただただ確かめ合っていた。

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