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「あなたは何て言うの？

…私の事を心から想っている、2人の蓮に」



「…………っ」



「私が蓮と姫宮くんを二股してるって？

どちらも手に入れようとしてるって？

…過去を知らない美和ちゃんの言葉を…

…彼らが信じるかしら？」







ひどい……



酷すぎる……




あたしはギュッと唇を噛み締めた。






課外授業の日… 蓮くんがターコイズのネックレスを握り締めて

大事な人だと言った、穏やかな表情。




花火の日に…彼女を救いたいと言ったヒメの言葉。

あの切ない表情をしたのは、優香さんがヒメの元に戻ると言った約束を…信じているからなんだ。





そんな2人のまっすぐな想いを……



意味の分からない快感と欲望の為に、この人は利用している。