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片想いの行方

第2章 通称 ヒメ




「ちょ…ちょっと…。

その呼び方やめてよ…」


あたしは焦って周りを見る。


幸い、近い席の子達は、寝てたり他の誰かと話してたりで、気付いてはない。



「なんだよ、事実だろ?」


姫宮蓮はニヤニヤしながら続ける。


「教室でも蓮の後ろ姿を見れる絶好の位置だもんな。

放課後だけじゃなく、一日中見てられるってことか。

幸せだなーお前」



なっ…!



やっぱりなんか言い方がむかつく…!


ほんとにコイツ人気あるの?

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