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片想いの行方

第4章 特別補習

ち、近っ………!!///


身長の高くていつも見上げていた彼が、私と同じ目線の位置にいる。



「あ、あの……?///」



「教えてやるよ。

貸してみ。 どこが分からないの?」



鈴木くんがプリントを自分の方に向けて、あたしのシャーペンを手に取った。



え、えええぇぇぇ…!?

ゆ、夢!?

夢ですかこれは…!



「……っ。

で、でも、鈴木くん部活は…」


「もう終わったよ。

気にするな。 

…つーか、香月」



鈴木くんと目が合う。


ドキンと心臓が鳴った。



「俺、蓮っつーの。

鈴木っていう名字の奴、このクラスにもう1人いるから。

紛らわしいから名前で呼んでくれない?」

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