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片想いの行方

第1章 2人の蓮



「はぁ…… 残念だけど帰ろう…」


あたしはため息をついて、窓ガラスを閉める。



でも、同じクラスなんだもん。

まだ7月に入ったばかりだし、まだまだチャンスはあるよね!



よしっ! 元気出てきた!



あたしは1人、両手でガッツポーズを入れた。




その時。












「………なにしてんの」






……!




えっ!?





突然後ろから声がして、あたしはクルッと振り返った。

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