片想いの行方
第7章 現状報告
後ろからあたしを呼ぶ声。
アンナとあたしが同時に振り返ると
「………蓮くん!///」
あたし達が座っているベンチの後ろに、蓮くんが近付いてきた。
その周りに、同じクラスの男子も何人かいる。
「…ど、どうしたの……?///」
「学食で食った帰り。
そこ歩いてたら香月の後ろ姿が見えたから」
………!!///
それで声かけてくれたの…?
やばい…
嬉しすぎる……
感激するあたしと、すぐ近くまで来た蓮くんを、アンナは無言で交互に見ていた。
「あのあと、プリントどうだった?」
「あっ…! う、うん! 先生に褒められました!
1問だけ間違えちゃったけど、あとは出来てるって…」
「そっか。 良かったな」
蓮くんは、ふっと優しく笑った。
うわぁぁぁ……
もう心臓破裂するかも……