片想いの行方
第7章 現状報告
「でも、お世辞抜きで、その服美和に似合ってるよ」
「……ほんと!?」
あたしは目を輝かせてアンナを見る。
「うん。それにその服シンプルだけど、素材とかすごく良いもん。
美和って童顔だけど体細いし、意外とそーいうかっこいい服のほうが際立って良いんだね。
さすがだな~、ヒメ」
アンナはファッションとかにすごく興味があって、おしゃれさんだから。
褒められるのは素直に嬉しいなぁ♡
って、褒められたのはヒメか。
「こうなったら、他の男子と仲良くする暇なんてないね。
何するかわかんないけど、さらに蓮くんに近付けるように、がんばれよ~」
アンナがあたしの頭をぐりぐり撫でる。
「……うんっ///」