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片想いの行方

第7章 現状報告

なんか、ちょっと楽しみになってきたかも……♡

服を褒められたからって、あたしは単純だな~。



「それにしてもさ」


アンナが口を開く。


「協力っていっても、マジでどうすんだろうね?

つうか、そもそも蓮くんとヒメって、つるんでるグループも違うし、普段から関わってないと思うんだけどな」


「……うん、それはあたしも思う…」



補習の時、蓮くんがヒメのことを言った件は、アンナに話していない。

結局ヒメにも聞けないままだったし。

でもやっぱり、あたしの中のどこかで引っかかってはいるんだよね。



「あ~でも確か、蓮くんとヒメって中学が同じだったって、1年の時のクラスの子から聞いたことあったかも」



アンナは思い出すように言った。

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