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片想いの行方

第69章 ☆甘い夜



「………………!!!」




2度めの隕石直撃で

完全にフリーズ。



放心する俺が次に言う言葉を

美和は今か今かと待ち構えている。




「……お前……」




美和から一歩下がると

美和は一歩俺に近付く。




「ヒメ?」

「……俺は、そんなことさせたくねーよ」

「遠慮しなくていいのに」

「……………」




………撃沈。


だめだ、降参。


俺の負けだよ。


美和の丸い瞳から目を逸らして、がくっと項垂れた。




「………美和」

「なぁに?」

「………ケーキ食いたい」

「……! うんっ♡」




パッと笑顔を輝かせて

美和は嬉しそうにキッチンへと向かった。


……その切り替えのは早さは一体……




「……………」




“ お前らしく美和に愛情を注いでやれば

美和はヒメの気持ちに応えてくれるよ ”

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